七転び八起きの物語：だるまさんのあみぐるみに込めた想い

この厳ついだるまさんは、「だるま」の由来となった僧侶、達磨大師をモデルにして製作した作品です。

特徴は、

①ボサボサの髭、

②頭からすっぽりと赤い布をまとった姿、

③目力の強いギョロリとした表情。

この3つをこだわって表現しています。

達磨大師の伝説では、修行に没頭するあまり髪は乱れ、全身を赤い布で覆っていたとされています。

さらに、修行中に眠らないようにと、常に目を開け続けていたという逸話もあります。

このだるまのあみぐるみは、そんな達磨大師の姿を再現しました。

編み図も一工夫しました。

その赤い布を表現するために、布がめくれるような仕掛けを編み図に取り入れました。

製作は他のあみぐるみよりも手間がかかり、完成までに何度も試行錯誤を繰り返しました。

そんなこともあり、このだるまさんを見たときに「頑張ったな」と自分を褒めたくなるような、そんな達成感を感じられました。

でも初めは、「ぽかぽかざっくりん」のオリジナルキャラクター「男の子だるま女の子だるまおそろいハチマキ」という可愛らしいだるまのあみぐるみキーホルダーばかり売れて、こっちの厳ついお顔のだるまさんは、なかなか人気が出なくて「このだるまさんが不憫だな」と思いました。

ハンドメイド販売をしていると、ポジティブな意見からネガティブな意見まで、いろんな意見をいただきます。

滅多にこんなことを言う人はいませんが、ごくまれに
「ハンドメイド販売は、趣味だからうまくいくわけない」

というようなことを、何となく遠回しに言う人もいます。

このだるまさんに対しても、「こんな厳ついのは難しいんじゃない？」といった声をいただいたこともありました。でも、この意見に関しては、特にネガティブだとは思っていませんが。以後の話をわかりやすくするため、一例としてあげてみます。

でも、そんなときに大事なのは「自分がどう思うか？」です。

悪い感情に出会っても、自分がこの道を進みたいと思ったのなら、そのようなネガティブな意見は気にしなければいいのです。

気にせず活動を続けることができます。続ければ、少しづつでも上達したり成長したりします。

でも、傷ついてやめてしまったら、成長も上達もありません。気にせず続けるだけで階段を１段ずつ登れると思うなら、そっちの道を選んだ方が得ではありませんか？

実は、このホームページも内容を濃くするために記事数を多く仕上げることを目標にしていましたが、やっている途中はいつまで経っても完成しないような気がして、気が遠くなりやめてしまおうかと思ったこともあります。

でも、これだけ言えるのは、続けていればホームページは確実に完成します。

私はこのだるまさんに込めた「七転び八起き」の精神を信じていました。そして、その思いを大切にしながら、「いつか好きになってくれる人が現れる」と信じて販売を続けました。

すると、だんだんと変化が起きてきたんです。

お客様から「私はこのだるまさんが好きよ！」とか、「招き猫にしようか、だるまちゃんにしようかすごく悩む」と言っていただける機会が増えてきたんです。

それは、本当に嬉しい瞬間でした。

信じることの大切さを、このだるまさんが教えてくれた気がします。

修行に励み続けた達磨大師のように、諦めずに努力を重ねることで、必ず応援してくれる人も現れる。それを信じて行動し続けることが大切なんだと感じました。

だるまは転んでも起き上がる象徴。ハンドメイドも同じです。

ネガティブな意見に出会っても、自分の目標を忘れずに続けていれば、必ず結果がついてきます。

この厳ついだるまさんは、そんなメッセージを込めた特別な存在です。

もしあなたも挑戦する中でつまずいたら、このだるまさんを思い出してみてください。きっと、もう一度立ち上がる勇気をくれるはずです。

受験生を応援するだるまのあみぐるみを紹介した動画

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