大きめノートに編み図を書いて、オリジナルのあみぐるみを製作する

編み図が書かれている大学ノート
編み図が書かれている大学ノート

大きめのノートに編み図を書く

あみぐるみの編み図は、この大きめの大学ノートに書いています。

 

大きめのノートにしたのは、ページをめくらなくても一目で見渡せるようにしたかったからです。ノートを複数ページペラペラめくっていると、使い勝手が悪いので普通サイズの大学ノートではなく、この大きめの大学ノートにしました。

 

だいたい見開き1ページか半ページに1作品を書いていますので、意外にこの1冊でたくさんのあみぐるみのレシピが収まっています。

 

大学ノートに編み図を書くとなると、随分旧式に思われるかもしれませんが、結局これが一番速く書けます。

 

あみぐるみって、1回で理想の形はできませんし、できたとしても、そこから発展させてまた別のあみぐるみをデザインしていきますので、このノートには細かい書き込みもたくさんあります。

 

思いついたらすぐに好きな場所に書き込みできるという点では、このアナログ式の紙のノートが一番使い勝手が良いのです。

大学ノートに書き留めたメモが、新作作りに生かされる

あみぐるみは、編み図を鉛筆で書いて消しゴムで消して書き直しての繰り返しで作品を完成させています。

 

どうしてもあみぐるみの本を見ずにオリジナルの作品を作りたいと強く思っていましたので、製作しながら形を見て、編み図を書きつつ一つの作品を完成させることにこだわっています。

 

そんなことして意味あるの?誰かの真似した方が簡単じゃないの?と思われるかもしれませんが、この試行錯誤を重ねて書き溜めているメモを元に、次の作品を改良しながら作っていくので、新作を作るための貴重な財産になっています。

編み図の書き方もオリジナル

編み図も、よくあみぐるみの本に書いてある円になっている編み図ではなく、こちらもまたオリジナルの編み図の書き方を作って書いています。

 

ですので私しか意味が分からない編み図かもしれません。でも、私にとってはとてもシンプルで分かりやすいんです。

 

あの円になっている編み図は、読みずらいし書きずらいし、書くスペースもたくさんいります。なので、あの書き方では書いていません。

編み図ノートは家から持ち出さない

私にとってはこの編み図ノートが宝物ですので、家の外には持ち出さないようにしています。私が、大事な物をなくさないようにする一番の工夫は、外に持ち出さないことです。外に持ち出さなければ、なくなったとしても家の中に絶対ありますから。
マルシェであみぐるみを製作しながら出店するときには、頭で覚えられていない部分だけを自分だけが分かる数字や記号だけを手帳にメモして、それを見ながら編んでいます。
よく、お客さんや他の出店者さんには「編み図を見ないで作っているの?!」とびっくりされています。

オリジナルキャラクターの「リボンベア」は何回でも試作を繰り返した

作品によっては本当にたくさんの試作品が出来ました。

 

特に一番高い値段で販売している「リボンベア」は、なかなか1作目では可愛い形にならず、いつのまにかかなりたくさんのサンプルができました。「微妙になんか違う」を繰り返して、やっとあの納得がいくくまちゃんの形が完成しました。

 

実は、試作を作るたびに、知り合いから感想を聞いていたのです。そして、改善点を見つけ、また試作を作る。「リボンベア」が完成するまで、時間と労力がかかりました。

 

一見シンプルな形のくまちゃんに見えますが、バランス良い形にするのが本当に難しかったです。

あみぐるみは製作の技術で同じ編み図でも別物が完成する

あみぐるみは、段が1段多い少ない、増し目減らし目がほんの少し多い少ないだけで、パーツのつける位置が少し違っただけで、全然違うお顔に仕上がります。

 

同じ編み図であっても、ワタの入れ具合で微妙に違うお顔になります。

 

クオリティーの良し悪しも、ほんのちょっとの技術の差で大きな違いが出てしまいます。

道具や材料選びにもこだわった

 作品を作るにあたって道具や材料選びは気が抜けません。なぜなら、使用する道具が少し違うだけでもこれが全然完成度が違ってくるのです。

 

道具や材料選びにも時間をかけ試作を繰り返しているうちに、この毛糸で編めばこうなる、このかぎ針で編めばこうなる、ワタの量は、編み方は、力加減は、パーツの取り付けは、刺繍針の大きさはどれくらいがベスト等々のたくさんのデータが私の中で蓄積されました。

自分で形を作るあみぐるみは、デザインの自由度が高い

自分で編み図ノートを書いて作品を作っていましたので、長い時間はかかりましたが、だんだん多くの試作品を作らなくても新作を作れるようになりました。

 

例えば、既製品の材料を繋ぎ合わせただけの作品を作るよりは、あみぐるみと木の雑貨はデザインの自由度が高いので、難しいですが、工夫次第で色々な形が作れるのでとても面白いです。

関連記事

www.pokazak.com Blog Feed

無限にオリジナルデザインできるあみぐるみ
>> 続きを読む

ハンドメイド作品を、自分でオリジナルのデザインをするメリットって何があるか考えてみた
>> 続きを読む

ハンドメイドの作品やワークショップを何もないゼロから考案するという作業とは
>> 続きを読む

くまのあみぐるみのお顔のパーツの位置を福笑いの様に色々試してみた結果
>> 続きを読む

デザインの力を引き出す、オリジナルの魅力とその効果
>> 続きを読む

あみぐるみ製作は本当に難しい?私の答えとこだわりをシェアします
>> 続きを読む

大きめノートに編み図を書いて、オリジナルのあみぐるみを製作する
>> 続きを読む