
目立たないけれど、確実に誰かの役に立つこと。そんな裏方の仕事をコツコツと続けられることこそ、本当にかっこいい。それこそが本当の価値を生むことを、最近、私は強く感じています。
世の中の華やかな商品やサービスも、実はその陰で裏方の地道な努力が支えています。どんなに小さな作業でも、「誰かのため」を思いながら丁寧に取り組む姿勢。
今回は、私がハンドメイド作家として経験したことを通じて、裏方の仕事のかっこよさについてお話しさせてください。
ハンドメイドマルシェやネットショップに憧れる人々
今年度の私の活動は、ハンドメイドマルシェの出店を少々、そして、ネットショップを運営するためのネット構築に力を注いできました。
それらの活動を通して、1年の締めくくりとして、気が付いたことを書いてみます。
マルシェで出店していると、お客さんからこんな質問を受けることがあります。
「自分もマルシェに出てハンドメイド販売をしてみたい!どうやってやるの?」
または、マルシェ出店経験はあってもネットショップをやったことがない作家さんから、
「ネットショップってどうやって運営するの?」と聞かれたりします。
どうやら、マルシェ出店は「自分の好きな手芸でおしゃれなディスプレイを楽しめそう」と思われることが多いようです。
そしてネットショップに関しては、「私もハンドメイド専門のモールに出店してみたい」と憧れを抱いたようです。
第三者から見ると、どちらもぱっと見は楽しそうに思えるかもしれませんが、実際にはその裏には、どちらも地味で地道な努力が隠れています。
華やかさの裏側に、地味作業99%占めているハンドメイド販売
今年度までの活動を終えて、私はいつでもハンドメイドマルシェに出店できるノウハウを身につけ、ネットショップを運営していく基盤が完成しました。
でも、これらが完成するまでの道のりは、実はどこからどう見ても華やかではない地味な作業の連続でした。
ハンドメイド販売には華やかさが必要ですが、その裏で、地味な作業が99%を占めています。
ハンドメイド販売は、1つの小さなお店を回しているようなもので、細かい作業をあげたらキリがないですが、たとえば、こんなことを日々繰り返しています。
- 材料の仕入れと在庫管理
- 商品一つひとつの製作
- 消耗品の確認と補充
- ネットショップの更新やメンテナンス
- 数字管理や書類作成といった事務作業
- 商品の梱包と発送
こういった影の作業を根気よく続けなければ、表に出る「光」の部分は輝きません。
地味な作業を続ける姿勢こそ尊い
ブログを書くことに関しても同じです。
一生懸命書いたのに「お客さんに楽しんでもらえるだろうか」と悩み、何度も非表示にしたことがあります。それでもまた書き直して公開し、反応を待つ。この繰り返しです。
私はこの地味な作業を「あ~、キツイな~」と思ったことも何度もあります。 そこで、やっと身に染みて実感したことがあります。
世の中でショッピングモールで売られている華やかな商品やサービスの裏側には、表舞台には見えない努力を続ける人たちが支えているから、魅力的に見えるということ。
こうした「地道な作業を辛抱強く続けられる人」こそ、一番尊敬に値すると心から思ったのでした。
裏方の努力がなければ、商品は輝かない
今年、私が得た一番の学びは、「裏方の作業の価値」についてです。
ハンドメイド販売に携わる以前は、裏方の作業の重要性を深く考えたことはありませんでした。自分がこの根気のいる作業をひたすらすることによって、気がづいたことがあります。それは、裏方の仕事こそが、お客さまを笑顔にし、商品を輝かせるために欠かせない重要な役割を持っているということです。
どんなに華やかなサービスの裏側にも、誰かの地道な努力がある。それを忘れないことが大切だと感じました。
来年も、そしてこれからも、一歩一歩、地道な努力を積み重ねて進んでいくことを続けます。
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