ハンドメイド販売の今年の抱負～枠にとらわれず、自分らしい方法で目標達成！

あけましておめでとうございます。今年も新しい年が始まりましたね！

昨年の私は、ハンドメイドマルシェ出店やSNS投稿を一時控えて、ネットショップの構築に集中していました。

ハンドメイド作家としては、少し珍しい選択だったかもしれません。でも、この期間にネット構築の土台をしっかり作り上げることができ、今後の活動に繋がる大きな成果を得ることができました。

もちろん、その間に作品作りやSNS投稿を中断したことで、不安になる瞬間もありました。「このままで本当に大丈夫かな？」と。

でも、あのとき思い切って決断したからこそ、自分が思い描いていたやりたかったことを形にできたんだと思います。

そんな私が昨年出会って、特に心に響いた作家さんが2人います。１人はあみぐるみ作家さん、もう１人はバーバリウム作家さん。このお2人との出会いが、私にとって大きな気づきになりました。

そのあみぐるみ作家さんはInstagramのメッセージでやり取りのある方なのですが、すごくユニークな活動をされています。

どの点がユニークかといいますと、コンセプトがはっきりした商品と、コンセプトが明確でない商品をあえて2本柱で展開しているのです。

明確でない方は、一見、「この作品は、どの点に魅力があるのだろう？」「どこにファンが惹かれるんだろう？」「誰のための作品なんだろう？」「誰に対してのメッセージなのだろう？」と思うような作品です。

私だけがそう感じるのかと確認のために、家族に見せてみました。全員が「分からないな～」「分から～ん」と首をかしげるほど（笑）。でも、その作家さんには濃いファンの方がいらっしゃいます。

本人にも聞けず、理由が分からず月日が経ち、私もあみぐるみ作家活動をしていることから、だんだんその答えが読み取れるようになってきました。

気づいたのは、「多くの人に分からなくてもいい」「むしろ分からないようにあえてしている」というスタンスを徹底して貫いていること。それが逆に魅力や強みになっているんだと分かったとき、私も納得しました。

例えば、様々なお店で取り扱っているような日用品・消耗品やダイエット商品などを、オンラインショッピングモールで大量に販売するのだとしたら、辞書サイトやまとめサイトのように、誰もが理解できるようなシンプルなプレゼンをした方が良いと思います。

でも、商品の種類によっては、音楽や絵本と同じで、明確に分からない方が有利な場合もあるのだと実感しました。

一方で、バーバリウム作家さんはマルシェで出会った方です。

「ネットショップが全然売れないから、放置しているんだよ～」なんておっしゃっていましたが、実際にはとても人気があるお店でした。

その方のショップページは綺麗に整えられていたのはもちろんですが、気になったのはそこではなく、１つ特徴的なところがありました。

一見「ウケる人とウケない人もいるのでは？」と思えるような、万人ウケするわけではないので、やらなくてもいいと思われることをあえて取り入れてあったのです。

でも、私も自分でも昨年度ネット構築の作業をひたすら繰り返すことにより、そこには彼女なりの理由があり、それが強みだと気づいたのです。

一見やらなくても良いと思えるようなことは、全然そうではなく、実はとても理にかなった方法で、誰もが簡単にやってみようと思いつくようなことではなかったのです。

その方も何年も作家活動をやっていて、同じ作業を繰り返すうちに、オリジナルなやり方を構築したのでしょう。

ハンドメイドの世界って、長く活動されている方ほど、長年試行錯誤して培った本当に有益なノウハウは簡単には教えてくれません。それは当然のことですし、活動の積み重ねから得た独自のやり方こそが、その方の強みです。

マルシェに出店していると、初心者の頃はみなさん親切にやり方を教えてくれます。でも、ベテランさんは、やはり本当に有益な情報は内緒にするのです。

私のお店にも偵察をかねてあみぐるみ作家さんや木工作家さんがよく見に来ることがあるのですが、反対に私がそのお店に行くと、顔色が曇るんですよね。「そっちは、さっき見に来たじゃん」と思ったりします。

ネット上にはたくさんの情報が溢れています。でも、その多くはどこかで聞いたことあるような一般的な内容ばかり。

でも、誰もが当然のように良いと思っている一般的な内容って、じっくり調べてみると意外な落とし穴が潜んでいたりすることがよくあります。それに気づかずに飛びついちゃうと、後から「うわあぁ～！やらなきゃよかった…」なんて後悔することになりそう。

本当に役立つ情報って、「なぜ？」「どうして？」という、一番大事な理由の部分が隠されていると思います。有益なことは、実際に自分で行動してみて初めて得られるものなんですよね。毎日試行錯誤するからこそ、発見できるやり方があります。

濃いファンの方がいる作家さんたちは、ハンドメイド販売の基本だと思われることはやっていると同時に、逆に一般的には「それ、王道のやり方に反しているよね？」と言われるようなやり方であっても、１つ個性として貫いています。

クリエイターの活動って、たくさん、絵を描く、物語を書く、作品を作る、接客をする、作業をこなすからこそ、理解できることがあります。穴埋め問題でワークをこなしても、そこに発見はありません。

私の、今年の抱負は、もう私の頭の中で具体的なプランが固まっています。その計画は明確には公表しないつもりですが、昨年のネットショップ構築の経験を活かし、日々休まず繰り返し作業をしてきたからこそ見えてきたものを大事にして、一歩一歩着実に進めていきます。

目標を達成するためには、教科書もしっかり読み込むのと同時に、自分が思い描いた理想を形にするために、必要に応じて常識にとらわれず、自分らしい方法で挑戦していくつもりです。

常識にとらわれないというのは、決して無謀に挑戦ばかりするということではなく、自分の考えを大切にしながら、取捨選択しながら進めていきたいと思っています。

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「飛躍」の象徴：あみぐるみうさぎちゃんを紹介した動画

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