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ハンドメイドの原点、はじまりはリアルな出店の道を選択した

マルシェ出店の様子
マルシェ出店の様子

父と大型の凝ったウサギ小屋を作ったのがはじまり

私がハンドメイドを始めたきっかけは、20年以上前に飼っていたウサギのために作った、移動式で風通しの良い2階建てのウサギ小屋でした。父と一緒に工夫を凝らして作り上げたその小屋から、私のものづくりの旅が始まりました。

そこから木工に夢中になり、大型でユニークな作品をたくさん作りました。

独学で勉強をしたり、習いに行ったりした

そして色々なところに木工を習いに行ったりもしました。電動工具の使い方からお洒落な雑貨の作り方を教えてもらいました。
やがて編み物にも興味を持ち、独学で勉強を重ねるうちに、あみぐるみ作りにも取り組むようになりました。本を読み、編み物教室に通い、様々な技法を習得する中で、次第に「自分の作品をもっと多くの人に届けたい」と思うようになり、いくつかの作品を製作して販売する決意をしました。

ハンドメイド作家さんが、歴史のあるマルシェを教えてくれた

あるとき、1人のハンドメイド作家さんと出会いました。そしてそのハンドメイド作家さんが、自分が出店しているたくさんのマルシェを教えてくれました。その時は、マルシェという言葉さえ知りませんでした。「マルシェって何?」「とにかく行ってみて」紹介してくれたマルシェというものに、早速行ってみました。

 

今だからわかるのですが、そのマルシェは歴史のあるマルシェで、人気作家さん達がたくさん出店するマルシェでした。クオリティー高い!すごい作品ばっかり!

私が選んだ道は、ネットショップよりも出店の方だった

それ以降、ハンドメイド販売というのはネットショップと出店という道があり、出店は準備がたくさんあるし、初心者はネットショップからが妥当な選択だということも、情報収集しているうちにだんだんとわかってはきました。

 

ところが何故か私が選んだ道は出店でした。見学したマルシェがあまりに素敵だったので、ワクワクしてしまったのだと思います。

出店の準備を終え、それから連続出店をする

それから、今まで木工や編み物を習った経験を生かし、コツコツと商品を製作し、出店の準備の仕方を教えてもらいに行き、什器は経費削減のために木工で自作し、一応出店できる準備を整えました。それから、連続で出店をしていきました。

選択は正しかったのか、振り返る

今になって、その選択は正しかったのか振り返ってみます。結論は、正しかったと思います。

 

出店の申し込みをしてしまったことにより、商品を作るしかないピンチに常に追い込まれていました。また、出店したら必ず課題が見つかり改善します。その繰り返しを延々としました。
継続的に出店するためには、最低でも出店料は巻き返せるだけの利益は確保しないといけないからです。ということは、お客様にとってニーズのある作品を開発するしかありません。むりやり、成長せざるを得ない環境に飛び込んでいる状態でした。

多くのクリエイターや起業している人と出会った

そのような環境で、クリエイターさんだけに限らず、他のご商売をされている沢山の人達との出会いがありました。

 

その方達から、たくさんのアドバイスやアイデアや情報をいただきました。そして別のマルシェに誘ってもらったり、新たにマルシェの口コミをもらったり、とんとん拍子で繋がりが出来ていきました。

出店することにより、フィードバックを得られた

出店の場でお客様と直接お話しすることで、「もうちょっとこうだったら」「こんなの作ってほしい」「しっかり編めてる」「すごく可愛い」といったネットでは知り得ない隠された感想もたくさん知ることができました。

 

リアルなフィードバックをいただけることが、私の作品作りにとって大きな財産になりました。お客様の声を聞くことで、お客様が求める可愛さや品質の向上に常に取り組んでいます。

売れたり売れなかったりを繰り返す

ただし傷つくこともあります。それは思ったように売れなかったときです。

 

私は初出店のとき、実はすごく売り上げました。ハンドメイド販売を簡単にやっていけると調子良く考え、継続するための背中を押すことになります。でもそれは、たまたま運が良かったのてす。

 

その後売れたり、思ったように売れなかったりを繰り返し、はじめからそう簡単に上手くいがないことを痛感したました。

人気作家のブースをチェックしに行く

でもそんな時でも、人気の作家さんを見て勉強することができます。
例えば、商品のクオリティーやセンス、価格帯、商品数、ディスプレイの目線、管理、考え方、接客、ワークショップの内容など。他には、導線や曜日、天気、客層、集客力もチェックします。
自分の力で、商品やサービスを生み出すことの凄さも知りました。

 

上手くいかないことがあったときには、ただ傷つくのではなく、「色々試して、情報を集めて集計しているんだ」と思うことにしました。実際にハンドメイド販売は様々な売り場で出店できますので、気軽にテストできます。
売れなかったのは、自分の技術が足りなかったから。じゃあ、もっと技術を磨こう。できるだけ前向きに考えるようにしていました。

他のクリエイターさんから学ぶ

あみぐるみを作るだけでなく、販売の場を通じて多くのクリエイターさんやお客様と出会い、学びを得ることができました。

 

特に、他のクリエイターさんからは「自分のスタイルを貫くこと」「継続して高いクオリティを保つこと」の大切さを教わりました。

 

また、作品が売れなかった時も、その経験から「技術を磨くこと」「お客様のニーズを的確に把握すること」の重要性を学びました。

あみぐるみ製作で目指すもの

あみぐるみは、一つひとつ心を込めて手編みで製作しています。

 

工場で大量生産されるものとは異なり、ハンドメイドならではのデザインにもこだわり、特別な作品をお届けしています。

 

お友達や家族、恋人同士でお揃いにしたり、ちょっとしたプレゼントに選んでいただけるような、温もりのあるかぎ針編みのあみぐるみをお届けします。

 

お客様に愛され続けるあみぐるみを作り続けるために、これからも皆さんの声に耳を傾け、成長を続けていきたいと思っています。

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